夏の風通しを考える

 

夏はやはり、家の風通しについて書いておきたいと思います。

 

南側に大きな窓があれば、涼しくなるのだろうか・・・?

 

答えは、ブー!不正解です。 いろいろな誤った認識を正すことが必要です。

 

①通常の住宅地では基本的に気温以下の空気は入らない。特にアスファルトで熱せられた空気が入ってくるような環境では、通風に涼を求めることはできない。 常に扇風機の「強」くらいの風速でしたら、涼を感じるのかもしれませんが、紙は舞い、物は倒れ、現実的ではありませんよね。 私は、1階リビングだと通行人の目線も気になりますし南面道路というだけの土地にはあまり魅力を感じません。 個人的には、東か北面道路で、南西の環境が良い土地が好みです。  

 

②大きな窓から風を入れようと思っても出口がなければ、入りません。ところてんを作ろうと寒天を押し込んでも出てきませんよね。 風が抜けるルートを考えた上で入口と出口の計画が重要。

 

南西の方向に高温化しないような緑がある環境だと、夏場の涼風も期待できるかもしれません。

 

私が子供の頃よりも確実に夏は灼熱化しています。 電気代の話は脇に置くとして、体調を崩しては元も子もないのでエアコンも適宜使用することも大切です。 エアコンは、「悪」のような言われ方をすることもありますが、まずは無理せずに健康第一です。