薪ストーブどうですか?
自宅を建てた当初は近所の方にも聞かれましたし、最近でも新築検討中の方にも聞かれます。 なかなか答え方が難しいのです。 長所短所という言い方も適しているかわからないので、ポジティブ・ネガティブで書き出してみましょうか。
①ポジティブ要素
・暖かい。
・揺れる火を見ているだけで楽しい。
・薪集めも楽しく、割るのもいい運動。
・果樹園とか剪定木貰えそうなルートがあれば、暖房費はタダ。
・私の場合は現場の端材(一般的にはゴミ)が燃料になる。
・灰は畑に撒ける
・焼き芋やピザができる。
・煮込み料理は天板に置いておくだけ(ストーブの機種による)
②ネガティブ要素
・購入薪を使うのならば、とても高い。
・薪の消費スピードは早いので保管する薪棚が必要。
・エアコンでも同じですが、乾燥する。
・朝の通学通勤前に着火してもすぐに暖かくなるわけではない。
・エアコンのように即座にオンオフできない(転倒による火災の不安はゼロではない)
・ざっくりストーブ本体と煙突で100万は超える
・年1回の煙突掃除は、約3万円(家の形によっては自分でできる)
家の中で火を扱うわけですから、当然覚悟は必要です。 ただ、それを補って余りある楽しみがあるのもまた事実。 そのあたりは、機会があればご案内します。 また、薪ストーブのある自宅を設計して住んでいるからこその、改善策も正直なところ何点かあります。 そんな工夫も設計に盛り込めるのが実践派建築士の強みです。