お隣、愛知県の豊田市の豊田市美術館で、「フランク・ロイド・ライト世界を結ぶ建築」なんてタイトルだけで、ご飯3杯くらいイケそうな企画展があるので、わたくし実はソワソワしています。
建築家という職業を知ったのは、小学生の時に明治村で旧帝国ホテルの移築された玄関を見て、何かカッコいい建物!と感じてから。 だから、私にとってはずっと個人的にはアイドル的存在。 私がいま一級建築士として仕事をしているのも当時の憧れがずっと心のなかにあるから。
学生の頃、ニューヨーク、シカゴ、LA.、SF.、家庭教師のバイト代を注ぎ込んで追っかけファンのようにライトの建物を見て回りました。 当時、NYのタイムズスクエア近辺でゲストハウスに泊まって地下鉄で美術館を見て回っても1日5000円で過ごせた。今ではとても無理な金額。物価が止まっているのは日本だけかも。
また、豊田市美術館は、建築家谷口吉生氏による設計で、建物自体もとても上質で余計な線が少なくシンプル。 床タイルや壁タイル、ガラスなど目地がビシッと通り、精密さが感じられる緊張感のある建物です。 お出かけの際には、スカッと、ビシッと、という擬態語をぜひ思い出してください。