先週ですが、静岡市で開催された建築士会全国大会の手伝いに参加してきました。 慌てていて、斜めの写真ですいません。
全国大会と聞くと、その場で設計事務所同士のバチバチの闘いが行われそうな熱戦を期待(笑)されるかも知れませんが、全国の建築士と意見交換をする、極めて穏やかな会合です。
私は、歴史的建築物を扱う部会の手伝いをしていたのですが、全国から歴史的建築物に魅せられ、保存や活用に力を入れておられる皆様と意見交換し、酒を酌み交わし、非常に興味深い時間を過ごすことができました。
中でも、北海道の歴史的建築物の第一人者である、母校北海道大学の名誉教授の角先生と30年ぶりに顔を合わせることができたのは、とても嬉しい出来事で、まるでタイムマシンに乗ったような気分でした。 当時の校舎で階の違う研究室の助手の先生(当時)でしたので直接深い会話をした記憶はなく、もちろん先生も私のことは記憶にはないのですが、すでに建て替えられてしまった同じ校舎で同じ時間に同じ空気を吸って、共通の先生や生徒と過ごしていたことは事実であり、何とも懐かしい良い時間でしたね。
また、京都や大阪で歴史的建築物の保存活用に取り組まれている建築士の、浜松で聞くことのない苦労も伺い、いつもと違う刺激を受け、私自身建築士としてまだまだやるべき課題が多く残っていることに気づきました。
やはり、外の世界を知ることは大事ですね。 新しいスイッチがONになったかも知れません。