100カメ ファッション専門学校 日本のオシャレをリードする若者たち

 ちょうど自分の子供や、非常勤の専門学校の生徒らがそろそろ将来の方向性を決める時期に差し掛かっていることから、新聞でタイトルを見かけて、興味が湧き思わず録画。

 

 これが本当に面白く、見逃し配信に間に合う方には是非オススメしたい。

 

 学生の頃は、一生懸命だったり怠惰だったり、思い返してみると人生にとって貴重な瞬間。 放送で取り上げてられていた学生さんたちは、好きな服飾についてとにかく一生懸命。 国語数学理科社会のような尺度では表現しきれないようなひたむきさが溢れているのがとても良かった。 好きなことをやりたくてこの学校に入学しているのだから、当然のように心底没頭し、四六時中服飾のことばかり考えている、真っ直ぐさに感動。

 

 建築と服飾の違いを学校で学ぶ視点で考えると、建築は実際の建物を自力で卒業制作で作ることはできないが、服飾は作図、縫製、などの作業はもちろんのこと、自分の手で実物を作成し、自分で着用できるという点でアイデアが自分の手で実現する一気通貫の達成感が建築とは異なるようだ。

 

 いかに建築を情熱的に学べる様に教えるかというのが、非常勤講師の時の個人的な課題。 国家試験があるので、暗記したり計算することはどうしても避けられないし、社会に出れば人様のお金で資産を作り出すという責任がある。 知識を身に着けてもらうこと、スキルを習得させること、と同時に達成感、満足感を得て向上心を生むこと。 課題解決にはまだまだかかりそうです。