歴史の街・岐阜市までプチ旅行

ヘリテージマネージャーネットワーク協議会に出席のため、静岡県建築士会の先輩方と岐阜市へ。 金華山の麓の岐阜公園に集合し、周辺のまち歩きをしてから、長良川うかいミュージアムに移動し会合へ。

 

浜名湖ラグビースクールの小学生の引率で何度か来ていたが、建築の仕事目線でこの街を見ると、ワクワクするポイントがかなり多い、歴史深い素敵な街ということに今更ながらに気づく。

 

長良川の脇から金華山と岐阜城を見上げると、こりゃ、難攻不落の城として名高いわけだ、と納得のロケーション。 建物を作る側の人間としては、勘弁してくださいよと言いたかったはず。 攻める側も苦慮したことだろう。

 

 

しかしながら、私が今回印象深かったのは、日本三大仏の一つと言われる岐阜大仏のある正法寺。 大仏像は大量の銅や錫の鋳造、いやむしろそれ以外あり得ない、と思い込んでいたが、なんと木造で骨格を組み、竹材で表層を編み、粘土を塗った上に経紙を重ね、その上に漆を塗り金箔を貼ったというではないか。塑造・漆箔による日本一の大仏像とのこと。 また、若干狭めの堂内でこじんまりをうつむきの姿が優しく、穏やかな印象を受ける。 是非とも足を運んでいただきたいスポットだ。

 

また、歴史深い町のため旧家にお宝が多いのか、古道具屋が目に付く。 こちらは次の機会に立ち寄ってみることにしよう。

 

帰路は、走っている姿を見たことはあったが、乗車したことのない名鉄名古屋本線に乗車。JRとは違う雰囲気に、小旅行に来た気分を味わう。 どうやら名鉄の株主優待券の利用でかなりお得に乗車できるということを知る。

 

豊橋からはJRと天竜浜名湖線を乗り継ぎ、非日常の小旅行は終わり。夜の天竜浜名湖線なんて初めて乗ったかも。 ひょっとして前身の国鉄二俣線以来か(笑)。

 

視点を変えてみると、身の回りにはまだまだ興味深いものはゴロゴロしていることに気がついた貴重な出張だった。

皆様も岐阜市へのプチ旅行を是非オススメしたい。