二級建築士の合格発表の現場に立ち会う

昨日専門学校の授業日だったため、たまたま二級建築士の合格発表の現場に立ち会いました。 自分の子供の合格発表を見るのは、1つの番号を探せばよいのですが、今回は42人まとめてですから、さてどうなるか。

 

9時30分に建築技術教育普及センターのサイトで一斉に合格発表、ドーン。 しかし・・・日本中の受験者が殺到するため、繋がりません。 これは、私が受験生だった20年以上前から変わらない光景。 10分ほど経ってから、やっと発表の画面へ。

 

事前にリスト化された学生の受験番号を片っ端からチェックし、複数の職員で確認。 予想通り合格した学生や、まさかの合格や不合格など、42人の入学当時からの成績や表情を思い浮かべ、私の感情も42倍の悲喜交交でジェットコースターのように上がったり下がったりで、ドッと疲れました。

 

私も一級建築士受験の際は、3ヶ月で奇跡的に学科試験をパスしたもののその後の製図試験で不合格になり、翌年は学科試験免除で製図試験だけ受験して無事合格し、現在一級建築士を名乗っています。 その時、会社の社内講座担当講師から掛けられた言葉は、今でも覚えています。

 

「大林さんは3ヶ月で学科に合格し、ここまであまりにスムースに来過ぎた。 このままでは一級建築士の資格をナメてしまう。 これは神様が与えた試練だよ。」と、鋭くキビシめの講師でしたが私はとても相性が良く、翌年の受験に向けてモチベーションを高く保つことができたことを思い出します。

 

落ち込んでいる学生も多いと思いますが、多少回り道しても人生何とかなる。 個人個人の様子を見ながら翌年につながるように激励をしたいと思います。